新型コロナの流行が始まる前のことですが、私が20年来加入しているグループで屋久島へ行きました。
目的はもちろん、縄文杉登頂です。
世界遺産が大好きな私にとって、これは外す事のできない経験。計画段階から楽しみで楽しみでワクワクが止まりません。
そんな気持ちで迎えた出発当日。
まさかの台風発生(*´Д`)
しかも二つ(゚Д゚;)
矢印が指している赤丸の小さな点が屋久島です。
史上まれに見る、2つの台風に挟まれた屋久島。
台風の目らしき円よりも小さく見えます(*´Д`)
台湾の横には間もなく台風になろうかという熱帯低気圧まで(/ω\)
「あ、これは飛行機飛ばないな、あーあ」なんて思いながらJALのHPを確認すると、条件付きながら飛ぶようです。
本当に出発できるのか??と思いながらも空港へ。
キャンセルも出ているようでガラガラの機内。
伊丹空港は台風の影響で結構な南風が吹き、今日のフライトは珍しく南向きに離陸です。
意外にすんなりと屋久島へ到着。
しかし、縄文杉登頂成功の可否は、お天気にかかっていると言っても過言ではありません。
この便は屋久島へ到着しましたが、島のスーパーやお店にはここ数日の時化(しけ)のせいで商品の入荷が無いので色々な物資が不足気味だそうです。
登山には必須のアミノ酸系携行食や飲み物の補給が心配でしたが、悪天候を恐れて来島者が少なかったせいか、無事に調達できました。
翌日は朝が早いので、宴会や飲み会をグッと堪え、屋久島の居酒屋であっさりと食事。
屋久島の名物?カメノテです。
DASH!島で城島リーダーがよく食べてるあれですね。本当に亀の手の様にみえますが、岩場に着いている貝の一種で、甲殻類ミョウガガイ科の生き物です。
お味の方は、、、
少し食べるだけなら、まぁ、経験として良いかもしれません(^-^;
さあ、ようやく縄文杉へ向かって出発です。
天気は生憎の雨。
一説によると、屋久島は1年間に365日雨が降ると言われる程雨が多いらしいです。
当然、この日も朝から雨!
雨の中、トイレ、着替えや準備の最終確認をしています。
登山口を過ぎて、いよいよ屋久島国立公園。
目指すは言わずともがな、縄文杉!!
準備、気合は充分です!
縄文杉への道は、最初の数kmはこんな感じのトロッコ道を歩きます。
舗装道だったり木を貼ったところもありますが、平坦で歩きやすい道が続きます。
1時間ちょっと歩くと、少しづつ山道になります。
道中、自然の力を利用したバイオトイレが数か所だけあります。
こちらは荒川登山口を出発して約1時間30分、トロッコ道の真ん中あたりにあるトイレ。かつてあった小杉谷山荘の跡地が使われています。
小林製薬と阪急交通社の寄贈で建てられ、おがくずの中にいる微生物が屎尿を分解するシステムのバイオトイレが採用されていますので、あまり臭いは気になりません。
出典:エコツアーガイド グリーンメッセンジャー屋久島
HP https://greenmessenger-yakushima.com/blog2/2021/07/07/tourist-information-2/
縄文杉まであと少し、ウイルソン株
ここまで来れば、目指す縄文杉は後一息です。
屋久島は山深く雨が多いため、大量の雨水が自然に濾過され湧き水が飲める程キレイだそうです。
(とはいえ、山中にはサルや鹿もいるので、実際に飲むかは自己判断になります)
やっとの思いで到着した縄文杉!
一目見たかった景色に出会えて最高!
全員で登頂成功の喜びを満喫し、分かち合いました!
寄宿後は皆で冷えた体を大浴場で温め、大大大宴会。往復22km歩いた達成感と、もう歩かなくて良いという解放感からみんなベロベロになるまで楽しみました(^^)/
最後はホテルの部屋での1枚。
屋久島は飲み屋さんがあまり無いので、全員で部屋飲み。見事にオジサンばかりです(^-^;
でも、これが良いんですよ。まさに大人の修学旅行!
こんな体験、なかなかできなくなってしまいましたね。
一刻も早い新型コロナの収束と、皆で旅行できる日常に戻ることを祈念しながら思い出にひたっている、旅人でした(^^)/