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2022年 年頭所感

  2022年01月04日

年頭所感

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2021年は、前年より続くコロナ禍の収束に向け、ワクチンや新たな生活様式の普及により、少しづつではありますが、日常を取り戻し始めた1年でした。新たな変異株の流入、生活物資の値上がり加え、様々な原材料の高騰や品薄等により、引き続き先行きが見通しづらい状況ではありますが、withコロナでの様々な経験により、社会の変化は確実に加速しています。

昨年、弊社の取り組みが日本中から大きく注目されました。弊社がコロナ禍の一刻も早い収束を願い、いち早く導入した「ワクチン休暇」と「ワクチン手当」制度は、政府で議論される前だったことや、奨励金まで支給するという発想により、多くのテレビやラジオ、新聞やWEBメディアに取り上げられ、メディアのチカラによりワクチン休暇の必要性が社会へ発信されました。その結果、大企業のみならず多くの中小企業にも同様の制度を導入する企業が増加し、弊社の取り組みはワクチン休暇制度の普及を後押ししたと自負しています。

久保井インキは、本年からの経営軸を「他にないもの」、「マルチコンパクト&スピード」に向けていきます。

「他にないもの」とは、「他社が作らない製品」、「他社が作りたがらない製品」、「他社が真似をできない製品」、そして「まだ、ここに無いもの」を指しています。

「マルチコンパクト&スピード」 とは、単に今までと同じ仕事をするのではなく、マルチに、多彩に業務をこなす少数精鋭部隊が、手元に業務を留めることなく、より迅速に行動を起こすというものです。

全社的に絶え間なく続けてきた生産性向上の取り組みは、地道な作業、業務の自動化、業務見直しを継続的かつ積極的に行い、少しづつではありますが成果を上げています。これら生産性向上の成果と、「他にないもの」、「マルチコンパクト&スピード」を融合し、大きな付加価値と働き方改革に繋げていきます。

また、従来から行っている持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みも、最重要課題の一つと捉えております。昨年、大阪市東成区役所が制定した「大阪市東成区サステナブル企業認証制度」にて、弊社が取り組んだワクチン休暇制度の普及活動や、独自性のある製品開発等の持続可能な社会実現への取り組みが評価され、弊社は東成区サステナブル企業として認証されました。今年も同様以上の活動を行うことに加え、地球環境に配慮したバイオマス製品や、省エネ性能に優れ、水銀等の有害物質を使用しないLEDによる印刷業界向け標準光源等を上市し、更なる顧客満足と持続可能な社会の実現へ向けた活動を加速していきます。

最後に

昨年もお話しましたが、現在の社会環境の変化は過去にない規模と速度で進んでいます。この歴史的な改変には、「変化に対応」だけでは生ぬるいことを自覚せなばなりません。自ら変革し、社員一人ひとりが環境変化への危機感を持つと同時に、変化はビジネスのチャンス、業務改善のチャンス、そして、自らを成長させる最大のチャンスと捉え、これまでの延長ではなく、新たな視座を持って業務を遂行して行かねばなりません。今までの経験を大切にしつつも、一人ひとりの成長と今後の社会の発展、久保井インキの価値向上に向けて、大胆に挑戦し“変革”して欲しいと思います。

久保井インキ株式会社は、本年もお客様、お取引先様をはじめとし、社会の良きビジネスパートナーとして、社会、お客さまの発展に貢献していきます。

2022年1月4日
久保井インキ株式会社
代表取締役社長 久保井伸輔

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