早いもので、平成も30年です。
そしてその平成30年からも、約3週間が経ちました。
先日の1月17日は、新聞やテレビでも報じられていましたが、阪神・淡路大震災から23年。
当時の光景を、今でもはっきりと覚えています。
先日の新聞記事には、当日に生まれた男の子のことが書かれていました。
緊急事態の病院でしたが、周りの人たちの助けで、母子共に無事だったことは幸いです。
その“男の子”も今では23歳。立派な大人になり、今、自分がいるのも、記憶にはないけれど、必死に助けてくれた人たちのおかげだ――そう感じていると話していました。
極限の状況で生まれてきた者だからこそ、物事を悲観しないで、前向きに考えられるものなのかなと、そんなことを思いました。
同じ関西で、いつか、どこかで彼とすれ違っているのかもしれません。
そう考えると、近頃とみに思う「時の流れの早さ」をしみじみと感じ、何か、ふと、雑踏の中に立ち止まって周りを見渡してみたくなるような、そんな気持ちにもなります。
久保井インキ一筋。40年勤めてきて、めきめきと向上してきた業界全体の技術に思いを馳せ、今もその現場に携われていることを誇りに思います。
今、シールラベル業界で主流になっているUVインキも、出始めの頃に、「これは新しい…」「いける!」と予感しました。
変化と変革は、社会に常にあり続けるのでしょう。
これから、きっと私自身にも、いろいろなことがあるはずです。
しかし、新聞の青年のように、感謝と希望を忘れないで進んでいきたいと思います。
久保井インキ株式会社
営業部 麒麟