梅雨入りしました。「思い出はいつの日も雨」という有名な歌詞があります。何気なく聴いていますが、この歌が自然にすっと入ってくるのも、私たち自身の経験に通ずるものが実はあるからじゃないでしょうか。
雨がアスファルトに染みるあの独特の匂い、その季節ごとの微妙な感じの違い、それがきっと記憶と結びついている。私自身、実は雨の匂いそのものから思い浮かべるイメージはないのですが、確かに印象深い日のいくつかは雨が降っていたと覚えています。
香りで何かを思い出すことがあれば、それが「プルースト効果」です。「香りの印刷所プルースト」という名前も、そこからきています。
香りと記憶の関係をうまく使えば、印象深い訴求ができる、のかもしれません。たとえば、とあるテーマパークでは、お客様の再訪のきっかけを作るために、各コーナーで何かの香りを出しているそうです。
久保井インキが展開する「香り印刷ドットコム」では、こうした香りの効果を有効活用したオリジナル商品開発等もご協力いたします。香りを使ったブランディング、これまでの印刷物を香りという新しい要素で刷新。香りの名刺、香りのチラシ、香りのしおりなどは定番の形状として、「香りの印刷所プルースト」にて小ロットでお請けしています。
近日、このような印刷サンプルを実際に皆様とお会いしてご紹介できる機会があります。香り印刷を“体験”していただける「香りの技術・製品展」にて、お待ちしております。