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大阪ものづくり優良企業賞「匠」に選定されました

  2019年04月01日

この度、久保井インキ株式会社は大阪府より「大阪のものづくり看板企業「匠」」として認定されました。「大阪のものづくり看板企業「匠」」とは、「高度な技術力」、「高品質・低コスト・短納期(QCD)」など総合力の高い優秀な「ものづくり中小企業」を、学識経験者等で構成する審査委員会の審査を経て、大阪中小企業顕彰事業実行委員会が選定・顕彰する「大阪ものづくり優良企業賞」受賞企業に加え、国の表彰等を受けた企業を「大阪のものづくり看板企業(匠)」として大阪府が認定するものです。
※引用:MOBIOホームページ

掲載された久保井インキの取り組み

世の中にないマーケット開拓 ニッチトップメーカーへ

  • 海外発注可能
  • オンリーワン技術
  • メイドインジャパン
  • 試作可・小ロット
  • 量産対応
業務内容

偽造防止で国内トップ新たな市場に進出

印刷用インキの開発、製造、販売を手がける。国内でのシールラベル用インキは、市場で第2位となる約11%のシェアを占める。現在、力を入れている機能性インキでは高度な偽造防止技術を生かし、温度によって色が変わる示し温おんインキを開発。住民票や印鑑証明印刷などを扱う自治体向けでは、カラーコピー防止用として国内で100%のシェアを誇っている。見る角度によって印刷面の色目が違って見えるインキや、顧客の希望に合わせてラベンダーやバラなどの香りを付与した香料インキも同社独自の製品だ。久保井伸輔社長は「ほかにはない市場を開拓し、広げたい」と熱意にもえる。

強み

2種のウェブサイト通じ付加価値を提案

開発力を強みに、培った技術を生かして世の中にない市場を開拓する。原材料を加工し、インキに付加価値を付与した製品やサービスの開発を強化。得意とする樹脂製マイクロカプセル技術を応用して、3年前からは新たなサービスを開始した。香りのオイルを封じ込めた香料インキを使って名刺やはがきなどに印刷し、こすると香りを放つ印刷販売を本格化。香料インキ印刷物を取り扱う同社のウェブサイト「香り印刷ドットコム」、「香りの印刷所プルースト」を通じて拡販している。B toB、B toCの双方にアプローチし、将来的には年間で20億円程度の売上げを目指す。

福利厚生

保育施設と提携多様な人材の活躍目指す

中小企業にとって、少子高齢化などによる人手不足は喫緊の課題だ。ダイバーシティに取り組み、子育て中の女性が安心して働けるように近隣の病院内にある保育施設と提携し、従業員2名分の入園枠を設置した。会社から徒歩1分圏内という立地のため、子どもの急な発熱などにも対応できる。また、会社で費用を負担する社内イベントも充実。歓迎・忘年会に加え、夏には従業員とその家族、OBを招いた「家族会」を実施している。ワークライフバランスを充実させ生き生きと働ける職場の確立で、多様な人材の確保・育成を目指している。

今後の展望

輸出と香料インキに注力新製品やサービス開発へ

チラシやパンフレットなど、主力の商業印刷向けインキの国内市場は縮小傾向だ。今後は「海外販売と香料インキ事業を伸ばしたい」と意気込む。同社は昭和51年に台湾企業と業務提携したのを皮切りに輸出を本格化。その後、欧米やタイなどにも販路を広げたが、現在の海外売上げは全体の4%程度であるため、今後はタイの協力企業を基軸に"メイドインジャパン" を打ち出して拡販する。香料インキ事業にも注力し、2つのウェブサイトに加え、インキ関連の課題を持つ企業が集まる展示会にも積極的に出展していく。現場ニーズを捉えて、新たな製品やサービス開発に生かす考えだ。

当社の歴史

昭和21年、インキ関連製品を扱う「久保井勘次郎商店」を開設。その後メーカーに転身しました。独自性を発揮した示温インキや香料インキなどを中心に、世の中に貢献する製品でシェアを拡大。現在はすべての人にわかりやすいメディアユニバーサルデザイン普及活動にも積極参加するなど、社会的責任も重視しています。

企業基本情報

主な事業内容 UVインキ・特殊インキなどの開発、製造、販売
主な取引先 印刷会社、自治体
住所 〒537-0011 大阪市東成区東今里2-11-23
TEL/FAX 06-6973-6211 / 06-6973-6171
創業 昭和21年1月
設立 昭和26年1月
資本金 3,000万円
従業員数 32名
認証取得 ISO9001、ISO14001
URL https://www.kuboi.co.jp

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