年頭所感
新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年を振り返りますと、久保井インキが社会から必要とされている事が証明された年でありました。3月に中小企業庁から「はばたく中小企業300社」に選定され、12月には経済産業省から「地域未来牽引企業」に選定されるなど、久保井インキに大きな成長と経済牽引を期待して頂いたものと思います。
経済環境に関しましては、緩やかながら景気回復基調が続き、消費者マインドの回復がやや遅れているものの、デフレ脱却に向けて着実に進んでいます。また、55年ぶりとなる大阪万博開催も決定し、2020年の東京五輪に続く国家事業に景気浮揚効果も大きなものと期待しております。
事業活動におきましては、メディアの多様化や印刷業界における競争激化により構造的なインキ需要の減少が続いていますが、高付加価値な新製品や新サービスを投入し、新たなマーケットの開拓を行いつつ不採算事業からの撤退を行い、少しづつではありますが効果が出始めております。
さて、久保井インキの2019年につきましては、昨年に続き香り印刷と海外展開の推進を維持すると共に、樹脂版販売事業のパートナーであるFlint Groupの待望の新製品の販売を積極的に行い、従来事業と併せて二桁成長を実現したいと考えております。
また、久保井インキは2025年に地元大阪で開催される万国博覧会にブースを出展したいと思います。小さな町工場である久保井インキが国家的イベントに参画する事ができるならば、それは大きな目標であり、大きな夢でもあります。現時点において具体策はありませんが意気込みは充分ございます。久保井インキは必ず万国博覧会に出展します。全社員が一丸となってこの夢に向かって邁進してくれる事と期待しています。
久保井インキ株式会社は、2019年も、皆様のビジネスパートナーとして、社会、お客さまの発展に貢献していきます。
2019年1月1日
久保井インキ株式会社
代表取締役 久保井伸輔