最近たまに、「科学なぜなぜ110番」というサイトを見ます。
子どもが感じた生物や科学に関する身近な“なぜ”に、わかりやすく回答しているサイトなのですが、大人が読んでも興味深い内容が多く、気が付くと長時間見ていたりします。
このサイトを発見したきっかけは、海で遊んでいたときにカニを見つけて、「そういえばカニはなぜ横歩きするのだろう」と思ったことでした。
私がその場でぱっと考えたのは、砂浜が横に長いからだろう、というものだったのですが、気になって検索してみると、ここに答えが書かれていたのでした。
いわく、カニが横歩きする理由は、複数ある脚の並び方と関節の可動域による事情のようです(詳しくはこちら)。
それ以来、暇つぶしにちょいちょい見ているのですが、先日、「シールはどうやってつくるの?」という、主にシールラベル会社のお客様にインキを販売し、また香りつきシールも作ったりしている弊社の従業員としては、見逃せない質問を発見しました。
回答は児童向けのものなので、シール印刷の詳細でなく、こんなことについて書かれています。
シールの裏側には「セパ」と呼ばれるプラスチックのような紙がついていますが、確かになぜセパから剥がすときは簡単に剥がれて、別の紙などに貼ると剥がれなくなるのか。
考えてみると不思議です。
答えは、セパには「剥離剤」という薬品が塗られているから、ということでした。
セパから剥がして貼ったところには「剥離剤」がないので、剥がれにくいわけです。
しかし、では、「剥離剤」とは具体的に何なのか。
それから、たとえば、よくある「剥がれやすいシール」はどういう仕組みなのか。
などなど、この業界にいる者としてはそんなことも勉強しないといけないと思います。
それにしても、子どもの“なぜ”は面白いです。大人も知らないことばかりです。
久保井インキ株式会社
営業部 H.I