今年の三月で上京して丸四年が経ちました。
転勤前に二年間ほど、出張で月に二回は東京に来ていたので、すぐになじめるだろうと思っていたのですが、初出勤の日、あまりの電車の混雑ぶりに「今日は祭りでもあるのかな」と感じたものです。
通勤ラッシュの混雑は有名ですが、それ以外にも東京と大阪の違いは多くありました。
電車ネタだと、「短い八両編成で・・・」のアナウンスに「どこが短いねん!」とツッコんだり、ホームの入り口で駅員さんが甲高い笛を吹いて、目の前でロープを張られたときは何事かと驚きました。
ホームに人があふれ、危険なので、入場規制が日常的にあります。
弊社の東京営業所は丸の内線の本郷三丁目が最寄り駅になるため、池袋駅で乗り換えるのですが、始発駅で両側から同じ方向に二分おきに電車が出るため、一分ごとに電車が来ます。それなのに乗り場には人が殺到し、車内も常にすし詰め状態です。
やっぱり東京は人が多いなと感じます。
電車ネタはこれぐらいにして、上京組あるあるなのがこの時期の「桜ソング」に涙することです(笑)
この時期になるとラジオからは卒業やお別れの曲ばかりが流れます。
大阪にいたころは全く気にならなかったのですが、上京一年目に営業先で遅くなり、少し暗くなった首都高の渋滞の中、光輝く東京タワーを見ているとラジオから槇原敬之さんの『遠く遠く』が流れてきたときには、年甲斐もなく泣きそうになりました(笑)
今ではすっかり東京にも慣れて、お客様からは関西出身と気づかれないくらいです。
四月になると学生さんや新社会人、転勤などで上京する人がたくさんいます。
人口が増えてこれ以上の通勤ラッシュになると辛いですが、希望に満ちた若人を見ると応援したくなります。
がんばれ!
久保井インキ株式会社
東京営業所「東京かぶれ」