技術の進歩や機械の小型化に伴い、バッテリーも小型化し、あらゆるモノに使われています。
大容量、小型化に成功したリチウムイオン電池は昨今、あらゆるモノに搭載されて、身近なアイテムだと思います。
スマホやPCのバッテリー、ラジコン、ドローンや電気自動車、電子タバコのバッテリーなどなど…。
先日、子供の部屋をのぞくとスマホなどを充電するためのモバイルバッテリーが、机の上で埃をかぶっているのが目にとまりました。
これも中身はリチウムイオンですね。
なにか違和感を感じて手にとってみると、信じられないくらい膨らんでいました。
外側のケースが抑えきれなくて、外れていました。
熱はもっていませんでしたが、以前に聞いた、スマホが爆発して重症のケガを負ったというニュースが記憶によみがえりました。
とりあえず膨張したバッテリーを家の外に出して、処理方法を調べてみました。
燃えるゴミには出せないのは分かっていたので、自治体への処理依頼などを調べると、ほとんどの自治体で取り扱いはないようでした。
どうしたものかと思いましたが、家電量販店に電池回収ボックスがあることを思い出しました。
数日後、別の用事のついでに家電量販店のEDIONに立ち寄りました。
電池回収ボックスが無かったのでレジに持っていくと、快く引き受けてくださり、事なきを得ました。
ただ後から考えると、電池回収ボックスがあったとしても、膨張したり、見た目のおかしいバッテリーは投入するのはやめておくべきだと思います。やっぱり危ないですからね。
バッテリーが膨張するのは、中でガスが溜まり、劣化が進んでいるのが原因ですが、劣化を進めてしまう使い方として、過充電と過放電が言われています。
過充電とは、バッテリー充電中に容量が100%に到達しているのにも関わらず、充電し続けてしまうことです。速やかに充電器を外しましょう。
過放電とは、バッテリー容量が空っぽのままの状態で放置しておくことです。
我が家の膨張バッテリーは全然使っていなかったので、後者のパターンですね。
反対にバッテリーの寿命を伸ばす使い方として、充電する時は満充電にせず、80%までで充電を止めて、使う時は0%まで使い切らず、残り20%で充電する。
つまり容量20~80%の間で使うと良いらしいですが、なかなかメンドクサイですよね。
今は使っていない、ほったらかしの昔のスマホやタブレット、携帯ゲーム機など皆さんのお家にいろいろありませんか?
一度チェックされるのも良いかもしれません。
家が燃えなくて良かった!
製造部 Sheila Hamma