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米米CLUB アルバム『GO FUNK』(ご飯くう?)

  2023年09月01日

音楽が好きすぎてみずからカラオケ喫茶を始めた母親のDNAの影響かは知りませんが、小さい頃から音楽が好きなHDです。

特にファンクというブラックミュージックのジャンルが好きです。
海外のジェームス・ブラウン(ゲロッパ!ゲロゲロおじさん)がそのジャンルでは始祖と言われていて有名なのですが、30年前の日本にもその才能に負けないくらいのファンクミュージックを演奏するバンドがありました。その名はジェームス小野田ひきいる米米CLUBです。写真の真ん中がジェームス小野田さんです。

インパクト強めなのでご存知の方もいらっしゃると思います。
おそらく本名ではなく、ジェームス・ブラウンを非常にリスペクトされている方なのでそこからつけられた名前かと思います。知らんけど。

そして写真の向かって左が天才カールスモーキー石井さんです。
名前の由来は話をふわっと軽くけむに巻く石井からカールスモーキー石井になったそうです。真偽不明ですが。

浪漫飛行や、君がいるだけで、というポップな曲で大ヒットをとばしたバンドなので、昭和生まれの方はご存知の方が多いかと思います。
ただ、初期の頃は実はポップなバンドではなく、ディープなファンクバンド(メロディーに日本語歌詞がのせにくいのもあり、あまり日本ではうけないジャンル)がメインなので、そっちの面もお伝えできればと思います。

きっかけは小さい時に近所の年上の友人がよく米米CLUBの曲を聞いていて、このグループに衝撃を受けました。
なんといういろんな楽器が鳴り響いて賑やかで聞いたことのない音楽を演奏するグループなんだというのが印象です。
テレビで見る、派手で奇妙な悪魔超人のような仮装やパフォーマンスにもなぜかバカにしながらもひかれました。
当時同じソニー系列の聖飢魔II爆風スランプと合わせて「ソニー三大色物バンド」と呼ばれたこともあったそうですが、演奏やパフォーマンスに関しては色物ではなく、非常に骨太で実力があるバンドだと今でも思います。

このグループのメンバーはファンクが好きで、その系統が好きな人にはたまらない凄いアルバムをリリースしてるので紹介させて頂きます。

アルバム名はGO FUNKです。
ご飯食う、という読み方で米米CLUBのお米と関連させたネーミングです。

私は基本音楽に優劣はなく、人それぞれ自分の好きな音楽を聞けばいいと思っています。
だから自分の好きな音楽を人に勧めることもないのですが、このアルバムはそれでもひとにすすめたくなるくらいの名盤です。ご興味のある方はぜひ。

余談ですが、こんなブラックミュージック好きなファンクバンドが非常に綺麗でファンク要素皆無のポップミュージックの浪漫飛行を作ったのも感慨深いです。

ただ、ブラックミュージック好きなメンバーの浪漫飛行という曲へのリリース前の扱いは悪く、雑に扱っていたそうです。
浪漫飛行は打ち込み系のワンテンポのメロディーで、トランペットやリズム隊のスラッピングといったファンクミュージック特有のガチャガチャと演奏するメロディーとは反対の楽曲なのが理由かもしれません。これも推察ですが。

ともかくロサンゼルスで作成中のアルバムに浪漫飛行をレコーディングする日にはカールスモーキー石井さん以外のグループメンバーは誰もこず、コーラスなどは全てカールスモーキーさんが1人で三役くらいされてレコーディングされたそうです。
それほどメンバー内では評価が低く、どうでもいい曲だったようです。

話は引き続きそれます。
このアルバムには入っていないですが、FUNK FUJIYAMAという曲もあります。
この曲は日本にもこんな素晴らしいファンクミュージックがあるんだという気概が曲名に込められている気がします。個人の感想ですが。

最高にダサくて最高にカッコいいグループ、米米CLUBにご興味のある方はぜひふわっと軽く寄り道してみてください。

営業部夏離宮HD

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