6月9日はロックの日。
皆さんはいま何を聴いておられますか?
2021年のロックの日はブランキージェットシティ
2022年のロックの日はミッシェルガンエレファント
を当ブログで紹介しました。
どちらも1990年代に活躍したバンドですが、今回は1950年代まで遡ります。
リトル・リチャード
アメリカのミュージシャンです。
ロックンロールの創始者の一人で、ボブディランやビートルズ、ジェームズブラウン、プリンスなどのミュージックレジェンドに多大な影響を与えたとされています。
エネルギッシュなシャウトやピアノに足をかけて演奏するスタイルで人々を魅了しました。
シンプルなロックンロールのお手本であり、最高峰。
1950年半ばのアメリカ南部、今ほど多様性が認められていない時代に同性愛者であることをオープンにして、たくさんの人に勇気を与えました。
人気絶頂期にロックンロールから距離を置くことを発表し、ゴスペル、R&B分野での活動を経て、またロックンロールに戻ってきました。
様々なミュージシャンに影響を与えたと冒頭で伝えたとおり、リトルリチャードの曲はたくさんカバーされています。
それらのいくつかを紹介。
ビートルズ「Long Tall Sally」
この曲のリードボーカルはポール・マッカートニー。
リトルリチャードのエネルギーに溢れた強烈なシャウトに、当時ティーンエイジャーのポールマッカートニーは衝撃を受けたそうです。
そしてそのボーカルスタイルを引き継いでいきました。
ちなみにこの曲の邦題は「のっぽのサリー」。
ビートルズが1966年に来日公演した際、前座としてドリフターズが演奏しました。
当時の演奏がYouTubeで観れます。
40秒くらいだけ演奏して去っていきますが、とてもクールです。
ジョン・レノンはソロでリトルリチャードを数曲カバーしています。
ジョンがノリノリで歌っているのが目に浮かびます。
このほかに様々なミュージシャンにカバーされているので、それを探して原曲と聞き比べるのも楽しいですね。
リトルリチャードはド派手なメイクやステージパフォーマンス、破天荒な生き方、そして強烈なシャウトでいくつもの既存の価値観をぶち壊したロックンローラーです。
YouTubeでライブ動画を見ると、リトルリチャードがピアノを弾きながら、激しくシャウトし、老若男女の観客が楽しそうに踊り幸福感に溢れています。
当時60歳くらい。エネルギッシュ。
いちど聴けば、その歌声に元気をもらえるはずです。
営業部 Y.I