少し前の話になりますが、2月に北野天満宮まで息子の大学合格祈願へ行ってきました。
一浪している息子にとっては今年が正念場です。
本人が一番自覚していることでしょう。
共通テストの自己採点の結果を睨みながら自分自身の思い、予備校の担任、親のアドバイスを受け熟考したうえで志望校を決めなければなりません。
『現役とは違い冒険は出来ない』
そう肝に銘じて挑んだ志望校の共テ判定は、まさかのE判定。
予備校での最終進路相談の席で息子が
「共テ判定の結果を見て現役と同じ大学を受けようと思います。」
すると担任が
「確かにE判定だけど今までの冠模試のデータをみると充分合格圏内だよ。諦めたら今までの努力がもったいないよ。『第一志望はゆずれない。』でしょ。」
背中を押してくれた担任の一言にふっきれたのか、迷うことなく志望校を決め出願しました。
親としてはこの決断に応援してあげることしか出来ません。
絵馬の近くにある撫で牛は、受験生や親たちの願いで撫ですぎのために色が落ちています。
この絵馬の量に圧倒されました……。
三光門の向かって右手、対面するように並んだ灯籠があります。
その一基の灯籠の横に賽銭箱が置かれています。
台座には大黒様が……。
よく見ると顔半分に大きな穴のようなものが見られます。
この大黒様が金運のご利益があるとされる“石のせ大黒”です。
この穴に落ちないように小石を置き、成功すればその小石を財布に入れて持ち帰ればよいというものです。
『落ちない』ことから受験生にも知られるようになり早速チャレンジしました。
わかりにくいかもしれませんが表面がツルツルしていてとてものせにくいのです。
もう少しアップで……。
成功しました!!
他の方々が苦戦しているなかでの成功です。
合格祈願も終えてちょっと休憩ということで、北野天満宮の近くにある「粟餅所・澤屋」という和菓子屋でお茶をしました。
こし餡ときな粉の2種類でいただく粟餅を食べてほっと一息ついたところで、
「もし合格したらお礼参りに息子もつれて行こう」と妻と話しながら北野天満宮をあとにしました。
合格発表までは、まだまだ気が休まらないでしょうが……。
業務部 M