東京に次ぐ大都市である大阪の中心部から少し外れたところに、「秘境」「世紀末」と呼ばれる駅があること、皆さまご存知でしたか?
南海電鉄汐見橋線という、大阪に40年以上住んでいる私も良く知らない路線の、木津川駅というところです。
ネットで「木津川駅」を調べてみると、、、
「きづがわえ」まで文字を入れたところで(漢字に変換する前に)かなりの関連ワードが💦
期待をはるかに上回る関連ワードに焦ります(゚Д゚;)
「木津川駅」というとてっきり京都の事かと考えていましたが、あちらは木津川駅ではなく「木津駅」でした。
それでは、木津川駅に近い24時間スーパー、「ラ・ムー北津守店」が経営するコインパーキングに車を停め、行ってみたいと思います。
少し歩くとすぐにこんな風景が。。。
なんということでしょう(・_・;)
駅徒歩2分の場所がこんなことに
これ以上足を進める事を躊躇ってしまいます
少し進むとすぐに踏切を発見。踏切からはホームと駅舎が見えています。
画面右側に見える建物が駅舎、真ん中がホームです。
ホームの向こう側に見えるのは阪神高速17号西大阪線の高架。私は10年に1度も利用しない路線です。
これが木津川駅の外観
なんと、駅の前なのに舗装がありません(゚Д゚;)
今どき大阪市内にこんな砂利道あります??
木津川駅は当然のように?無人駅です
駅員さんの替わりにインターホンがあり、隣駅も無人なので、更にそのお隣の汐見橋駅で対応してくれるようです。
木津川駅は珍しく、駅の中にも踏切があり、駅舎からホームに行くには踏切を渡らないといけません。
何本も線路が見えて多くの電車が行き来してそうに見えますが、実際は1面2線です。
駅のホーム
アジのあるベンチ
凄い年季を感じます
汐見橋線は二両編成で1時間にわずか2往復しかありません。
1編成だけの運航で片道約5kmの道のりを行ったり来たりしています。
土日、平日問わずダイヤは同じです(*‘∀‘)
では、少し写真をご覧ください。
駅構内の踏切をホーム側から
「右」と書かれている標識は、列車の停止位置でしょうか。標識の横にも矢印があります。
線路が切れているところ。
昔、木津川駅は貨物駅として栄えており、和歌山で切り出した木材を列車でここまで運び、木津川の貯木場で保存や加工をしてたようです。
その名残の線路が残っており、木津川駅の中の踏切の手前で切れているんです。
木津川駅はグーグルで検索した時に「トイレ」と出てくる位なので、トイレを探検してみました。
完全に昭和です。
男女共同、和式便器、切れた照明、手で回す男性小便器の水栓等々、昭和感がすごいです!
駅の周辺はこんな感じ
レトロな駅舎
現在は閉鎖されている駅前の路地
ある意味、木津川駅のランドマークかも・・・
木津川駅はこんなところにあります
いつのもの?と言いたくなるのは駅舎の柱の根元に貼られているタイル
駅前から見たホーム
駅舎や改札に意味ある??
エキナカ?と思わせる程駅前に建設中の食品会社の工場
ここなら夢の傘無し通勤ができますね!
今回、初めて木津川駅とその周辺を散策しました。
事前にネットで色々と調べていると、数年前までは、まるで北斗の拳に出てくる世紀末か?と疑うような光景だったようですが、ここ数年でずいぶん変わってきたようです。
駅の前の食品工場が稼働しだしたら人も増えて少し活気がでるかもしれませんね!
製造部 秘境トラベラー